ブリット・ポップ全盛のイギリスから登場し、その当時は「NIRVANAのパクリ」だとか、「アイドル・グランジ」だとか散々な言われようだったバンドのデビュー作。
確かにリフなどNIRVANAを始めグランジの先駆者たちに似ているものも多く、メロディの質も弱くフックやキャッチーなコーラスは物足りなく、歌詞は中身がないとネガティヴな面も多々見受けられます。
ただ、ざらついたサウンドにハスキーな声が乗っかり、サビにかけてのダイナミズム、静から動へ移行する曲の展開(静かな曲調から、ノイジーな展開)、コード進行のパターンが少ない単純な構成、歌メロはポップというスタイルとしてのグランジを具現化したしたようなアルバムであり、そういったこのバンドの特徴が散りばめられた作品です。
グランジのアルバムとして、革新的なものではありませんが、本作はグランジとポストグランジ時代の橋渡しのような役割を果たした記念碑的な作品であると思います。
【Track Listing】
1."Everything Zen"
2."Swim"
3."Bomb"
4."Little Things"
5."Comedown"
6."Body"
7."Machinehead"
8."Testosterone"
9."Monkey"
10."Glycerine"
11."Alien"
12."X-Girlfriend"
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グランジのアルバムとして、革新的なものではありませんが、本作はグランジとポストグランジ時代の橋渡しのような役割を果たした記念碑的な作品であると思います。
【Track Listing】
1."Everything Zen"
2."Swim"
3."Bomb"
4."Little Things"
5."Comedown"
6."Body"
7."Machinehead"
8."Testosterone"
9."Monkey"
10."Glycerine"
11."Alien"
12."X-Girlfriend"